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DVDの現状と将来(2001年版)

see改定新版(2002年版)

昨年夏に私はDVDの現状を概観したうえで、 片面4.7GBのDVD-RAMを書き込みのできるDVDメディアの本命としました。 その後発売されたDVD-RAMドライブを私はまだ買っていません。 思い止まらせた理由は(1)これを読めるDVD-ROMやプレーヤーがまだ普及していな い、(2)メディアがまだ高い、(3)書き込み速度が遅いということにありまし た。 一時保存のメディアとしてはIDEのハードディスクをリムーバブルケースに納める ほうが安いし、圧倒的に速いので、これを採用したのです。 そうこうしているうちにDVDの分野に新しい動きが起こり、混戦模様を呈していま す。

  1. DVD+RWの復活
  2. いっとき発表されていたものの影をひそめ昨年のまとめでは無視していたDVD+RWと いう規格がゾンビのごとく今年再登場しました。 PIONEERが推し進めるDVD-RWと紛らわしいですが、SONYなどが提唱するDVD+RWは 異なる規格です。一般のDVDプレーヤーやDVD-ROMドライブでも読み取りがしやすい ということを大きな特徴としています。この点でDVD-Rと似ているが、書き換えが できるというものです。一時影をひそめていたのは撤退ではなく、4.7GB対応の技 術開発を続けていたもので、DVD-RWやDVD-RAMに遅れを取ったものの、速ければ今 年の夏にはRICHOなどから発売されるとのことです。

  3. SuperDriveの登場
  4. 一般のDVDプレーヤーやDVD-ROMドライブでも読み取りができるということでは DVD-Rを持っているPIONEERがそのまま黙っているわけはありません。 書き換えのできるDVD-RWと従来互換のDVD-Rへの書き込みを両方サポートするというドライブを発売しました。 DVR-A03 はそのうえCD-RWやCD-Rの書き込みもできるというのですから『SuperDrive』とい う呼称にも頷いてしまいます。MacのG4などに搭載されるほか、一部のWindows機にも搭載が予定されているようです。

  5. 鼎立か「3すくみ」か
  6. またPanasonicなどDVD-RAM陣営も同様にDVD-RAMDVD-Rを両方サポー トするドライブを準備しているようです。こうなってくると次の3つの陣営が今後デッドヒートを 繰り拡げるという様相です。
    1. PIONEERなどのDVD-RW/DVD-R
    2. PanasonicなどのDVD-RAM/DVD-R
    3. RICHOなどのDVD+RW
    各社がそれぞれの陣営に付いてというところですが、中には複数の陣営に名 を連ね、いまのところ去就を明らかにしないところもあります。我々消費者として もいまは高みの見物をしていたほうが良さそうです。

  7. DVD-R for General Ver. 2.0規格とは?
  8. さきの(1)と(2)は昨年11月にDVD forumで承認されたDVD-R for General Ver. 2.0という規格に 準拠しています。これはこれまでのDVDビデオと互換性を取りながら著作権保護機 能が強化されたもののようです。 新しい規格であるため少なくともこれまでの一般のDVDビデオをそのままコピーすることは(コピーガードのあるなしにかかわらず)できないようですし、その逆にDVD-R for General Ver. 2.0規格で書かれたものをマスターとしてDVDをプレスするというようなことはできないようです。その互換性はどのようなものなのか、どのような支障が出るのか、この点でも我々消費者にとっては不透明な部分が多く感じられます。
(参考リンク)
初出 27 Mar 2001
The Bar Master
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