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ハシズムの危険

謀略文書とその責任

橋下徹の政治手法を「独裁」と呼ぶのは止めよう。それは「恐怖政治」と呼んでよい。

27 Mar 2012

リストは捏造だった

昨年11月の大阪市長選を巡り、前市長への支援を求める市交通局の職員リストが作成されていた問題で、同局は26日、緊急記者会見を開き、リストは、30歳代の非常勤男性嘱託職員による捏造(ねつぞう)と断定した、と発表した。 (2012年3月26日 読売新聞)

このニュース、何のことだかというのは、参考リンクの 2012年2月7日 J-CASTニュース を見ていただきたい。 これに間して私の思うところがいくつかあるが、まずは捏造が稚拙だということ。 当初報道で話題の、リスト欄外にあった「非協力的な組合員がいた場合は、今後不利益になることを本人に伝え、それでも協力しない場合は各組合の執行委員まで連絡してください」(強調は引用者)という文言はあまりにも露骨。 さすがにこのような文言を文書に残しておくのはまずいでしょ。私なら口頭指示にして証拠に残さない(冗談)。 大阪交通労働組合がどんな組合か詳しくは知らないが、幹部にそれくらいの常識が無いとは想像できない。 じっさい同組合は当初から「文言が通常の使い方と違う」と指摘していた (2012年2月7日 J-CASTニュース)。 また市当局も不審を持ったという。

市は、リストに非組合員の管理職と組合員が混在し、海外派遣中の職員を「カード回収済み」とするなど、不審点が多いことから、調査を開始。 (読売新聞 同記事)

背後関係と責任

捏造の動機と背後関係はこれからの捜査になるが、捏造文書をもとに大阪維新の会の市議が議会で質問したことについて橋下徹は27日「維新の会として全く問題ない。捏造した本人の問題だと思う」とし、謝罪する必要はないとする考えを示した(2012年3月27日 朝日)。 当の杉村幸太郎議員も「追及は正しかった」と釈明した。「捏造には絶対かかわっていない。」というのが仮に本当だとして、この文書を見てまったく不審を感じなかったなかったのか? 感じなかったとすればどういう常識を持ち合わせているのか疑問だ。 また少し調べれば怪文書であることは分かったのではないかと私は思う。

橋下徹は捏造発覚の26日に捏造者を管理すべき市長として陳謝したのだが、橋下徹本人にも責任があるのではないか。 橋下徹は杉村幸太郎議員が議会へこの文書を持ち出した直後に「組合が幹部職員も含めて、従わない場合は不利益を与えると脅している」と自身のツイッター(2012年2月6日)で述べ、 労組適正化条例案を提出すると息巻いている。 デマを拡散したことへの反省は無いのだろうか。

(2012年3月29日追記)その後の報道によると、この捏造職員は昨年秋ごろから(少なくとも市長選挙時から)杉村議員と接触があった。 組合が市長選期間中に配布した違法な選挙ビラなど複数の内部情報を提供していた(2012年3月28日 毎日)。 また橋本徹が学長の維新塾にも応募していたという(市職員だったため書類選考落ち)。

もういちど時系列を確認しよう。

こうなってくると、2月22日早朝に大阪市営地下鉄梅田駅で発生した火災、 いまのところ委託業者の男性清掃作業員のたばこの火の不始末と疑われているが、 なにやらキナ臭いにおいがしないでもない……。


参考リンク


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