Shino's Bar gotoPRIVATE ROOM マスターの部屋
goto北斎「魚貝図」の謎

30 Jan 2000 江漢の西欧画法と北斎 この記事はYahoo!掲示板に投稿したものの再掲です
神奈川沖浪裏
葛飾北斎、富嶽三十六景より神奈川沖浪裏 (1830ごろ)

司馬江漢の西欧画法が北斎に与えた影響について、オランダのライデン国立民族学博物館学芸員マ ティ・フォーラー(Matthi Forrer)が書いています。(『北斎:東西の架け橋』展覧会カタログ所収)それによ ると、
江漢の油彩画『相州鎌倉七里浜図』を1796年秋、芝の愛宕江山で見たらしく、翌1797年、これにヒント を得て狂歌本『柳の絲』に「江島春望」を描いた。遠く富士を望み手前の波というこのモチーフと構図に 北斎はこだわり続け、終には1830年ごろに、あの『神奈川沖浪裏』に至った。
というのです。このカタログでは構図の変遷を図版で説明していますが、江漢の画からモチーフや遠近法のヒントはいただくが、富士を飲み込む大胆な構図へと独自のものに創造していくところは北斎の面目躍如です。

図版は『北斎:東西の架け橋』展覧会カタログ(長野県信濃美術館・山口県立萩美術館・浦上記念館など:1998年)より
figure
江漢:相州鎌倉七里浜図(1796年)
↓部分
figure
北斎:『柳の絲』江島春望(1797年)
deatail
The Bar Master
Shino's Bar
ご意見は掲示板または E-mail で マスターまで
Shino's Bar goto [店内案内] [PRIVATE ROOM マスターの部屋] [北斎「魚貝図」の謎]