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Vineのupdates CDを作る(Vine 2.5/2.6 編)

seeVine Linux 2.1.5 編はこちら

1 Apr 2003 (初出:7 Jul 2002)

2002年11月にはVine Linux 2.6r1 がリリースされ、その後 errataも順次発行されています。 最新アップデート済みのインストールCDを作っておけば再インストールや新規インストールに便利です。 もちろんこのCDはアップデートにも使えます。

Vine Linux 2.5/2.6 インストールCDはディレクトリ構成などが以前のものと異なっているため、 Vine Linux 2.1.5のupdates CDを作るどおりの方法は使えないので、以下の手順によります。

これを自動でやってくれるシェルスクリプトを作られた方がいます。
goto updateCD用スクリプト by tangos

手順

  1. リリースされたインストールCDをまるごとハードディスク上にコピー
  2. Vine Linux 2.1.x ではルートユーザー権限でないと不都合がありまましたが、Vine Linux 2.5以降では一般ユーザー権限で作業できます。 CDを/mnt/cdromにマウント、コピー先をたとえば/tmp/newvineとします。 コピー後のファイルすべてに書き込み可能属性を付けておきます。

    $ cp -aR /mnt/cdrom /tmp/newvine
    $ chmod +w -R /tmp/newvine
  3. updatされたパッケージ(RPM)をダウンロードし、/tmp/newvine/Vine/RPMSの中味を入れ換える
  4. ここまではVine-2.1.5と同じです。

  5. 自分用のパッケージを追加、compsを編集(今回はやっていない)
  6. Vine-2.1.5では Vine/base/comps_data ディレクトリ内のデーターからcompsファイルを生成するのですが、Vine-2.5ではこのディレクトリは無く、 compsファイルを直接いじることになります。

  7. 搭載ファイルの削減
  8. パッケージの追加・更新で全体のサイズが650MBのCD1枚に入り切らないことがあります。この場合は700MB/800MBのメディアを使う手もあるのかもしれませんが、当面必須ではないファイルを削除してスペースを作ります。 削除の侯補は

  9. genhdlistの取り出し
  10. hdlistを更新するためのプログラム genhdlist が Vine-2.5 インストールCDには見当たりません。 じつは stage2.img に中にあります。 loopデバイスを使ってマウントするとこの中身が覗けて、 genhdlist が見付かります。使いやすいようにこれをVine/baseへコピーしておきます。 マウントポイントを/mnt/tmpとします。

    10 Nov 2002 修正
    $ su
    (パスワード入力)
    # mkdir /mnt/tmp
    # mount -o loop /tmp/newvine/Vine/base/stage2.img /mnt/tmp
    # exit
    $ cp /mnt/tmp/usr/lib/anaconda-runtime/genhdlist /tmp/newvine/Vine/base
  11. Makefileの作成
  12. 作業をしやくすするため次のスクリプトをVine/base/Makefileとしてセーブしておきます。

    /tmp/newvine/Vine/base/Makefile
    all: clean hdlist pkglist
    
    hdlist:
    	./genhdlist ../../
    
    pkglist:
    	( cd .. ; genpkglist . main )
    
    clean:
    	rm -f hdlist* pkglist.* *~
  13. hdlistの更新とapt用のパッケージリストの更新
  14. 以上の準備をしておくことでVine/baseディレクトリに入ってmake一発でhdlistとapt用のパッケージリストが更新されます。 ユーザー権限でOKです。

    $ cd /tmp/newvine/Vine/base
    $ make
  15. CD-RWに焼く
  16. このあとはVine-2.1.5のときと同じです。 xcdroastを使いました。 マスターセッションで/tmp/newvineをCD上のルートに指定、 起動可能CDの設定で「EL-Torito」、Boot imageは「images/boot.img」('/tmp/newvine/'は除く)、Boot catalogは「boot.catalog」とします('/'は付けない)。

    ときどき更新があるものなのでCD-RWを使いましたが、古いCD-ROMドライブにはCD-RWメディアが読めないものがあるので、そのような場合はCD-Rを使います。

  17. インストールのテスト
  18. - 失敗したら2のあたりに戻ってやり直し。

update CDの使い方

  1. 新規インストール
  2. 普通のインストールCDと同じ手順で新規インストールすると、いきなり最新パッケージ更新済みになっています。(あたりまえ)

  3. アップグレード・インストール
  4. Vine-2.1.5あるいは以前のバージョンがインストールされているところへ、このCDで立ち上げ、「システムのアップグレード」を選べば最新パッケージに更新されます。

  5. aptによるアップデート
  6. /etc/apt/sources.list で

    rpm file:/mnt/cdrom/ Vine main

    を指定(この指定方法はVine-2.1.5からは変更されています)した後、このCDを/mnt/cdromにマウントして

    # apt-get update
    # apt-get dist-upgrade

    で最新パッケージに更新されます。

  7. カーネルの更新
  8. カーネルだけはオンラインマニュアルなどを参考に手動で更新し、その後にaptを使うのが良いでしょう。 古いカーネルを残さないならば2のアップデート・インストールがliloの書き換えなども行ってくれるので便利です。

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