2002年11月にはVine Linux 2.6r1 がリリースされ、その後 errataも順次発行されています。 最新アップデート済みのインストールCDを作っておけば再インストールや新規インストールに便利です。 もちろんこのCDはアップデートにも使えます。
Vine Linux 2.5/2.6 インストールCDはディレクトリ構成などが以前のものと異なっているため、 Vine Linux 2.1.5のupdates CDを作るどおりの方法は使えないので、以下の手順によります。
これを自動でやってくれるシェルスクリプトを作られた方がいます。
updateCD用スクリプト by tangos
Vine Linux 2.1.x ではルートユーザー権限でないと不都合がありまましたが、Vine Linux 2.5以降では一般ユーザー権限で作業できます。 CDを/mnt/cdromにマウント、コピー先をたとえば/tmp/newvineとします。 コピー後のファイルすべてに書き込み可能属性を付けておきます。
$ cp -aR /mnt/cdrom /tmp/newvine $ chmod +w -R /tmp/newvine
ここまではVine-2.1.5と同じです。
Vine-2.1.5では Vine/base/comps_data ディレクトリ内のデーターからcompsファイルを生成するのですが、Vine-2.5ではこのディレクトリは無く、 compsファイルを直接いじることになります。
パッケージの追加・更新で全体のサイズが650MBのCD1枚に入り切らないことがあります。この場合は700MB/800MBのメディアを使う手もあるのかもしれませんが、当面必須ではないファイルを削除してスペースを作ります。 削除の侯補は
hdlistを更新するためのプログラム genhdlist が Vine-2.5 インストールCDには見当たりません。 じつは stage2.img に中にあります。 loopデバイスを使ってマウントするとこの中身が覗けて、 genhdlist が見付かります。使いやすいようにこれをVine/baseへコピーしておきます。 マウントポイントを/mnt/tmpとします。
10 Nov 2002 修正$ su (パスワード入力) # mkdir /mnt/tmp # mount -o loop /tmp/newvine/Vine/base/stage2.img /mnt/tmp # exit $ cp /mnt/tmp/usr/lib/anaconda-runtime/genhdlist /tmp/newvine/Vine/base
作業をしやくすするため次のスクリプトをVine/base/Makefileとしてセーブしておきます。
/tmp/newvine/Vine/base/Makefileall: clean hdlist pkglist hdlist: ./genhdlist ../../ pkglist: ( cd .. ; genpkglist . main ) clean: rm -f hdlist* pkglist.* *~
以上の準備をしておくことでVine/baseディレクトリに入ってmake一発でhdlistとapt用のパッケージリストが更新されます。 ユーザー権限でOKです。
$ cd /tmp/newvine/Vine/base $ make
このあとはVine-2.1.5のときと同じです。 xcdroastを使いました。 マスターセッションで/tmp/newvineをCD上のルートに指定、 起動可能CDの設定で「EL-Torito」、Boot imageは「images/boot.img」('/tmp/newvine/'は除く)、Boot catalogは「boot.catalog」とします('/'は付けない)。
ときどき更新があるものなのでCD-RWを使いましたが、古いCD-ROMドライブにはCD-RWメディアが読めないものがあるので、そのような場合はCD-Rを使います。
普通のインストールCDと同じ手順で新規インストールすると、いきなり最新パッケージ更新済みになっています。(あたりまえ)
Vine-2.1.5あるいは以前のバージョンがインストールされているところへ、このCDで立ち上げ、「システムのアップグレード」を選べば最新パッケージに更新されます。
/etc/apt/sources.list で
rpm file:/mnt/cdrom/ Vine main
を指定(この指定方法はVine-2.1.5からは変更されています)した後、このCDを/mnt/cdromにマウントして
# apt-get update # apt-get dist-upgrade
で最新パッケージに更新されます。
カーネルだけはオンラインマニュアルなどを参考に手動で更新し、その後にaptを使うのが良いでしょう。 古いカーネルを残さないならば2のアップデート・インストールがliloの書き換えなども行ってくれるので便利です。