TkFax TkFax Users Guide

TkFax 1.1.0.1a - A Tcl/Tk GUI for using facsimile
(c) 2001,2002,2003 Masaki Shinomiya <shino@pos.to>
Ryoji Kawagishi <kawagisi@yk.rim.or.jp>
TkFax 0.91 (c) 1998 Hang Bae Kim <hbkim@muon.kaist.ac.kr>

このプログラムはフリーソフトウェアであり、FSF (Free Software Foundation) によって発行されている GNU の General Public License の条件(ライセンスのバージョン2 または、それ以降のバージョンでも)の元でこれを再配布したり変更したりすることができます。

このプログラムは、役に立つことを期待して配布しています。しかし、いかなる保証もありません。商品性や特定用途への適合性についての暗黙の保証すらありません。詳しくは、GNU の General Public License をご覧下さい。

=== 目次 ===

1. はじめに
2. FAX ページを作る
3. FAX を送信する
4. 電話帳を使う
5. バックグラウンドでFAX送信する
6. FAX の受信
7. 受信したFAXの表示など
8. バグとコメント
9. 主な変更履歴

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1. はじめに
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Linux や FreeBSD で FAXモデムを使って FAX を送受信するためのソフトとして mgetty+sendfax, efax, Hylafaxといったものがあります。TkFaxは、これらのコマンドライン型ツールのいずれかと組み合わせてGUIで簡単に操作できるようにしたものです。

TkFax-I18N (国際化)バージョンは、 オリジナルの tkscanfax-0.91 (英語版)を元に、以下のような拡張および変更 をしています。

(1) I18N (国際化)対応
(2) efax対応(Class 1, 2, 2.0 いずれのモデムにも対応)
(3) pLaTeX を利用して日本語の FAX ページを送信できるように対応
(4) 表紙作成をGUI化
(5) 若干のスキャナドライバ追加とバグ修正
(6) その他、バグ修正
(7) tkfax の操作方法を追加 (オリジナルは項目のみで内容は空白でした (^_^;
(8) FreeBSD への対応(version 1.0から)
(9) Hylafaxへの対応(version 1.1.0から)

TkFaxの最新版、関連するソフト、インストール、設定、使い方、その他、最新情報など、下記のサポートページをご覧ください。
http://shino.pos.to/linux/tkscanfax_ja.html

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2. FAX ページを作る
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大まかな手順としては、以下のようになります。
■ 宛先の入力
■ 表紙を作成する
■ 既存のテキストファイルや画像ファイルなどを添付する
■ スキャナから読み込む
■ FAX ページの内容確認

(1) 宛先の入力

まず相手先のFAX番号と宛先を入力しましょう。
電話帳の使い方はあとで述べます。

(2) 表紙を作る

表紙のテンプレート選択ボタン(ページ編集ボタン群の右上にあるボタン)を
クリックし、「日本語」「英語」「追加言語」(*)のどれかを選択してから
「表紙作成」をクリックすると表紙作成画面が現れます。

操作方法は、表紙作成画面の「ヘルプ」をクリックすると表示されます。

表紙作成画面の「作成&終了」をクリックすると、表紙の FAX ページが自動
的に作成されます。
数秒後に「ページ一覧」のリストボックスに cvr01234.001.g3 といった
FAX 画像のファイル名が表示されるはずです。これをダブルクリック、または
ファイル名を選択して「表示」をクリックすると内容を確認できます。

(*) /usr/local/lib/tkscanfax1/tex/covermacro-aux.tex を用意することで
「追加言語」が使えます。ただしシステムがその文字を入力・表示
できるように設定されている必要があります。

【Tex の編集について知識がある方へ】

表紙のテンプレートは、tex を使用しています。
好みのフォーマットを作成するには covermacro-??.tex を編集して下さい。
システム用は /usr/local/lib/tkscanfax1/tex にあります。
一般ユーザ用ディレクトリ ~/.tkfax1/tex のディレクトリ下にコピーし、
編集して下さい。


(3) 既存のテキストファイルや画像ファイルなどを添付する

「ファイル」ボタンをクリックして添付したいファイルとファイル形式を
指定します。マウスによるドラッグや、Shiftキー、Ctrlキーなどとの組み合せで
複数のファイルを一度に指定することもできます。
「添付」ボタンをクリック、あるいはファイル名をダブルクリックで
FAX ページが自動的に作成され「ページ一覧」に追加されます。

(4) スキャナから読み込む

「スキャン」ボタンをクリックすると tkscan の画面が表示されます。
tkscan の操作に関しては tkscan のウィンドウでヘルプをご覧下さい。

(5) FAX ページの内容確認

「ページ一覧」のファイル名をクリックしてから「表示」ボタンをクリック、
または単にファイル名をダブルクリックすると FAX ビューアが起動します。

「全表示」をクリックすると「ページ一覧」の全てが表示されます。
ただし、この機能はFAX ビューアとして kfax を設定したときに限ります。
ウィンドウが表示されて、スペース、バックスペース、PageUp, PageDown の
各キーでページを移動できます。

ここで表示される内容が、後で FAX として送信されるものです。
間違いがないか必ず確認するようにしましょう。
内容を確認したところ、このページは送信したくないという場合は
「削除」ボタンをクリックします。

「ページ一覧」の上から順に送信されます。順番を変更したいときは、
そのページを選択してから「↑」「↓」ボタンで移動して下さい。

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3. FAX を送信する
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(1) ダイアルの「番号」に相手の FAX の電話番号を入力します。
電話番号にハイフン(-)を入れても入れなくても同じです。
画面上のテンキーを使う場合、「<」は訂正キー(バックスペース)です。

(2) 「宛先」に相手の氏名、「所属」には会社名や組織名を入力します。

(3) 「登録」ボタンをクリックすると、入力した「番号」、「宛先」、
「所属」が電話帳に登録され、後日同じ宛先に送信する場合に便利です。

(4) 「送信」をクリックするとダイアルして FAX ページが送信されます。

モデムに繋がれた電話機でダイヤルする場合は上の(1)〜(3)は不要です。
相手が出てFAX受信の準備ができたら「送信」をクリックし、受話器を置いて
ください。

逆に向こうから掛けてもらった電話を電話機で受け、会話のあとFAXに切り替える
こともできます。この場合も「送信」をクリックし、受話器を置いてください。

FAX 送信動作 はsendfaxを使っている場合に送信待ちに登録するもので、
efaxを使う場合は関係ありません。

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4. 電話帳を使う
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tkfax メイン画面の「電話帳」ボタンをクリックすると、電話帳ウィンドウが現れます。

(1) 新規登録

送信する相手を、仕事の取引先別とか、趣味のサークル、親戚のように分類した
「グループ」を作成してから、そのグループ毎に各宛先を登録します。

例えば、「グループ」欄に「スキー同好会」、必要に応じて「注釈」欄に説明を
記入してから「追加」ボタンをクリックすると、スキー同好会というグループが
作成されます。

各宛先の登録は、上段のグループ一覧から All 以外のグループ名を選択し、下段
の「FAX番号」「宛先」「所属」「注釈」に必要事項を入れ
「追加」ボタンをクリックすると宛先一覧に追加登録されます。

(2) 登録済み番号の利用

グループ一覧から「All」を選択すると、全てのグループの全ての宛先が
下段の宛先一覧に表示されます。「All」以外のグループを選択すると、その
グループに属する宛先だけが表示されます。

下段の宛先一覧から FAX番号をクリックするとの内容が「FAX番号」「宛先」
「所属」「注釈」に表示されます。

続いて「FAX番号を選択してください 」をクリックすると「FAX番号」と「宛先」が
メイン画面に送られます。
FAXの表紙作成画面を開いている場合、FAXの表紙作成画面の「FAX番号」「宛先」
「所属」「注釈」にも表示されます。

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5. バックグラウンドでFAX送信する
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efaxでこの機能を使うにはプリント・スプーラーを使ってのFAX送信の設定が必要です。
efax-0.9a001114a6以降のバージョンを使い、添付ドキュメントを参照ください。

FAX 送信動作「バックグラウンド」にチェックを入れるとこの機能が有効になり、
「送信」ボタンを押すとターミナルは現れず、いったん送信待ちに送られ
バックグラウンドでFAX送信が行われます。このことで以前の送信が完了しなくても
次の送信作業ができることになります。

相手先が話し中などのときは時間を置いて自動的に再送信が試みられます。送信が
完了したかどうかは 送信待ち を見ることで分かります。
中断したいときはそのジョブを指定し削除してください。
送信待ち では TkFaxで送信したものだけでなく、
プリントコマンドを使ってFAX送信したものも確認や中断が行えます。

一定回数の再送信を試みても失敗したときは送信をあきらめ、送信待ちから自動的に
削除されます。このため送信待ちを見ても成功したかどうかは分かりません。
完了後 efaxによってユーザーに成功か失敗かを知らせるメールが送られます。
再送信の間隔や回数は /etc/efax.rc で設定できます。

バックグラウンドでFAX送信する場合、~/.efaxrc の指定はすべて効かないので
注意してください。

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6. FAX の手動受信(efaxのみ)
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以下はefaxを使う場合です。sendfaxによる手動受信はできません。
モデムの下に電話機を繋いでいるものとします。
FAX を手動で受信するには次の3つの場合があります。

(1) TkFaxで電話を取る

FAXが掛かってきて電話機の着信ベルが鳴っている状態でTkFaxの
「受信」をクリックするとモデムが電話を取り、FAXの受信が終ると
自動的に回線を切断します。

(2) 電話機で取った場合

相手側が手動切替えの場合は FAX の送信を開始するように依頼します。「ピ〜」という
FAX発信音が聞こえたら「受信」ボタンをクリックし、受話器を置きます。

(3) こちらから電話をかけて受信する。(ポーリング受信)

電話機でダイアルし、 繋がったらTkFaxの「受信」ボタンをクリックし、
受話器を置きます。

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7. 受信したFAXの表示など
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受信FAXは「受信済み」に保存され、 表示、印刷、保存、転送などができます。
転送とはReceived Fax Listの中から必要なファイルを選択し、「添付」を
クリックすることでメイン画面のページ一覧にコピーが作られるので、
それを別の宛先へ送信することができます。

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8. バグとコメント
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本プログラムのサポートページは下記にあります。
http://shino.pos.to/linux/tkscanfax_ja.html

バグを発見されたり、TkFax について何かコメントがあれば
tkscanfax <shino@pos.to> までEメールをください。

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9. 主な変更履歴
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