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15 Oct 2009 パピーリナックス4.30JP用に書き換え(初出:27 Mar 2009)

この記事はパピーリナックスのライブCDから起動できない場合、あるいはCDドライブの無いパソコンでパピーリナックスを起動させるものです。 ライブCDを焼くことができてそれが使えるなら、まずはそちらをお勧めします。 いったんパピーが起動したら、インストールなどの作業はパピー上で行うほうが簡単かつ確実です。 Puppy Linux 日本語版 のインストール方法(sourceforge)、 4.3x日本語版リリースノート中の「Grub4Dosを使ったインストール」などをお読みください。

ここで書かれているGrub4Dosによる方法は、Windows用インストーラが自動でやってくれます。 Windowsインストーラー編をご覧ください。

パピー・リナックスを Windows 上にインストール
〜 Grub4Dos編 〜

前回の記事で FATでフォーマットされた Windows 2000 上に Puppy Linuxをインストールしました。 今回はNTFS/FATのどちらでフォーマットされていてもよい方法です。 Windows 2000 と XP は方法が同じです。Vista の場合は少々異なります。

今回ターゲットのメインのOSは NTFSでフォーマットされた Windows XP です。 その一部エリアに Puppy Linuxを組み込みます(Frugal install)。

Frugal インストール について

Puppy Linux のインストールには Frugal インストールとフル・インストールとがあります。 フル・インストールはPuppy Linux用が1つのパーティションを占有するもので、 Frugalインストールは、1つのパーティションを他のOSと共有するものです。

今回は NTFS あるいは FATでフォーマットされた Windows 2000 あるいは Windows XP をメインのOSとし、Puppy Linuxをそこに Frugalインストールします。

必要なもの

Puppyファイルのコピー

インストールに必要なファイルは isoファイルの中にありますが、これを取り出さねばなりません。 Windows上で isoファイルを展開するには、 7-Zipというフリーソフトをお勧めします。 作業用フォルダにISOイメージを展開しておきます。

システム・ドライブのトップの階層(たとえばC:\)に puppy という名前のディレクトリを作ります。 この中にCDイメージの中にある次の4つのファイルをコピーしてきます。 pup-430JP.sfsのところはバージョンによって異なります。また、zpxxxxxx.sfsというファイルが不要なバージョンもあります。 例は puppy-4.30JP.iso からの場合です。

まあ、大した大きさではないのでCDの中身を全部コピーしちゃってもいいです。

上記のように7-zipでCDイメージを展開する場合は良いのですが、CDを焼いてWindows上でそれからコピーすると、 ファイル名が大文字に変わったり、'-'(マイナス符号が'_'(アンダーバー)に変わってしまうことがあります。 この場合、 pup-430JP.sfsと、zp430305.sfsの2つのファイル名は大文字小文字も含め正しく直してください。
パピーのバージョン4.3以降は 'pup-'のように'pup'の次はマイナス符号ですが、バージョン4.2x以前は'pup_'と、アンダーバーです。この点も注意してください。

Grub4Dosによる起動設定

  1. pup-430JP.iso を展開したフォルダの中から grldr を見付けて システム・ドライブのトップの階層(C:\)にコピーします。

    パピーのバージョン4.2x以前では、grldrはCDイメージに同梱されてないので、grub4dos-0.4.3.zip を別途ダウンロードして展開して、その中から探してください。

    あるいはパピー4.30JPのCDイメージ内にあるものを流用しても構いません。
  2. 同じく(C:\)に 次のような内容のテキスト・ファイルを menu.lst という名前で置きます。 puppyはさきほど拵えたフォルダの名前です。Windowsなら「メモ帳」 または「ワードパッド」で作れます。 2 Aug 2009 訂正 (label -> title)このページの最後にもう少し使い易い menu.lstの例があります。)
    # menu.lst
    title Puppy Linux
    kernel /puppy/vmlinuz pmedia=atahd psubdir=puppy
    initrd /puppy/initrd.gz
    
  3. boot.ini の末尾に以下のように1行追記します。すでにあった部分は time out の値以外は変更してはいけません。

    boot.iniはシステムファイルとして隠しファイルかつ書き込み禁止になっているかと思います。 Windowsのファイル・エクスプローラーではフォルダ・オプションの表示の詳細設定を変更しないと見えません。

    [登録された拡張子は表示しない] のチェック ボックスをオフ、 [すべてのファイルとフォルダを表示する] をオンにし、[保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない (推奨)]をオフに。 みつかったらプロパティで「読み出しのみ」のチェックを外します。 Windows 2000 なら Microsoft サポート オンライン@IT:Windows TIP などを参考にしてください。 XPでは こちらの方法 の方法が簡単です。

    [boot loader]
    timeout=30
    defaut=multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS
    [operation systems]
    multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft windows XP HOME Edition" /noexecute=0
    C:\grldr="Puppy Linux"
    
    C:の次の文字はWindowsでは(¥)で表示されているものです。

必要なファイルは次のように配置されているはずです。

C:\ -+- boot.ini
     +- grldr
     +- menu.lst
     |
     +- puppy/ -+- vmlinuz
                +- initrd.gz
                +- pup-430JP.sfs
                +- zp430305.sfs

これで再起動すると Windows と Puppy Linuxの選択画面が現れるはずです。

pupsave.2fsファイルの作成

うまく起動し、Puppy Linuxのデスクトップまで辿り着いたら、いったん終了します。 pupsave.2fsファイルの保存を促すダイアログが出ます。 ほとんどデフォルトのままで大丈夫でしょう。 ファイルサイズは 512MBが推奨されています。 後から縮小はできませんが、拡げることはできます。

保存先フォルダは /puppy (psubdir=で指定した場所)になっているはずです。 保存された場所がおかしければ Windowsを起動して、pupsave.2fs を移動するだけでOKです。

初めて pupsave.2fs を作るときは少々時間が掛かります。 あせって電源を切らずにじっくり待ちましょう。

使い易い起動メニュー

上記では簡単な起動メニューを示しました。 menu.lstを次のものに差し替えると パピーリナックスのメンテナンスモード(pfix=ramオプション)での起動が簡単になります。 2 Aug 2009 訂正 (label -> title)

# menu.lst
color black/cyan yellow/cyan
timeout 10
default 0

title Puppy Linux
fallback 2
find --set-root --ignore-floppies /puppy/vmlinuz
kernel /puppy/vmlinuz pmedia=atahd psubdir=puppy
initrd /puppy/initrd.gz

title Puppy Linux maintenance mode
find --set-root --ignore-floppies /puppy/vmlinuz
kernel /puppy/vmlinuz pmedia=atahd psubdir=puppy pfix=copy,ram
initrd /puppy/initrd.gz

title Windows NT/2K/XP
fallback 3
find --set-root --ignore-floppies /ntldr
chainloader /ntldr

title commandline
commandline

title Reboot
reboot

title halt
halt

メンテナンス・モードで起動したときは、終了時に pupsave.2fs に保存するかどうかの問いが出ます No(保存しない) で答えてください。

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