gEDAは、オープンソースで進められている電子回路設計支援ソフトの開発プロジェクトです。 開発は現在進行形とはいえ、すでに実用の域に達しています。 私もこれを仕事に使っており、重宝しています。
回路図作成 → 回路動作をシミュレーション → プリント基板の設計 → プリント基板製造データーを出力
という一連のことができるのですが、まずは回路図の作成から始めましょう。 これに必要な中心的プログラムは回路図エディタ gschem ですが、 周辺のツールもついでにインストールします。 ベースのディストリビューションは、 Vine Linux 3.2/4.2と CentOS 4.4でテストしています。 Fedora Core など、RedHat系のOSでは同様の手順で導入できます。 RPM/ nosrc.rpm のリビルド、導入法は 説明ページをご覧ください。
FreeBSDベースのLiveCD「 摂南大学 SU-FreeSBIE 2.0 日本語版 」に gEDA収録版ができ、公開されています。 CDで起動できるDOS/V互換マシンならば、新たにOSをインストールすることなく gEDAが試用できます。
Vine Linux 3.2の場合、gule のバージョンが古いために、gwave など一部のソフトで問題が出るようです。 guile のバージョンは、次のコマンドで確認できます。
$ rpm -q guile
バージョン 1.6.7 以上が推奨なので、それ以前のものの場合は、次の手順でアップデートしてください。
$ rpmbuild --rebuild guile-*.nosrc.rpm~/rpm/RPMS/i386 などのディレクトリ(「書き込み中:」の後に表示される)にバイナリパッケージが出来上がります。
# rpm -Uvh guile*.i386.rpm
必要なソースファイルは gEDAのsources downloadのページ に揃っています。 次のものをダウンロード、 ~/rpm/SOURCES に置きます.
ここから次のファイルを適当なディレクトリにダウンロードしてください。
次のパッケージがインストールされていなければ、
(root権限で)apt-get install パッケージ名
などの方法で(-devel の付かないパッケージとともに)インストールしてください。
$ rpmbuild --rebuild geda-*.nosrc.rpm
# rpm -Uvh *geda*.i386.rpm
以前のバージョン(*geda*-20070526-0.i386.rpm)をすでに導入している場合、 上記コマンドでは更新できません。次のように --oldpackage オプションを追加してください。
# rpm -Uvh --oldpackage *geda*.i386.rpm
geda-*.nosrc.rpm をリビルドしてできるバイナリパッケージは次の11個です。
libgeda-*.i386.rpm, libgeda-devel-*.i386.rpm, geda-symbols-*.i386.rpm, geda-gschem-*.i386.rpm, geda-gnetlist-*.i386.rpm, geda-gattrib-*.i386.rpm, geda-gsymcheck-*.i386.rpm, geda-utils-*.i386.rpm, geda-docs-*.i386.rpm, geda-examples-*.i386.rpm geda-projectmanager-*.i386.rpm
使用するユーザーのホームディレクトリに、いくつかのディレクトリを作っておきましょう。
ひとつは ${HOME}/.gEDA で、gafrc, gschemrc などの個人用設定ファイルをこの中に入れておきます。
もうひとつは作業用のファイルなどを纏めて置いておくためのもので、名前も場所も任意で良いのですが、
${HOME}/gaf としておきましょう。
ホームディレクトリ -+-- .gEDA -- { gafrc, gschemrc }
|
+-- gaf -+-- gschem-syms -- { *-n.sym }
+-- pcb-elements
+-- project1 -- { *.sch }
このディレクトリ構成は、gsch2pcb tutorial
を参考にしています。
ホームディレクトリで、次のようにタイプすれば、これらが一気にできます。
$ mkdir -p .gEDA gaf/{gschem-sym,pcb-elements,project1}
設定ファイルは${HOME}/.gEDA 内の、gafrc と gschemrc の2つです。
カスタム部品のシンボルを置いておくライブラリとして、さきほど作った gschem-sym を登録しておきます。 次の内容を ${HOME}/.gEDA/gafrc とします。 左右の括弧も忘れずに。
(component-library "${HOME}/gaf/gschem-sym")
(window-size 650 487) (define default-titleblock "title-A4.sym") (paper-size 11.69 8.27) ; A4
こちらのページに使い方をまとめてあります。
また、gschemの使い方は英文で gschem Warmup for Beginners があります。 日本語では Ryusaiさんのページが分かりやすいでしょう。
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