shino's bar

電気回路CAD演習

摂南大学理工学部電気電子工学科4回生後期 火曜日4・5時限:A(学籍番号末尾奇数)/B(偶数)2クラスに分け、それぞれ隔週。 9/20はAB合同。Aクラス: 9/27, 10/18.../ Bクラス 10/4, 10/25...。
教室: 10号館4F 理工学部CAD演習室3

演習課題は都度レポート配布。参考書:棚木 義則、電子回路シュミレータPSpice入門編、 CQ出版(2003)には演習で使うOrCADの機能制限版も付録として付いており、必須ではないが購入を推奨。途中3回のレポートは必ず提出のこと。

シラバス

前説

この演習で学ぶもの

OrCADという電子回路CADソフトの使い方が中心となるが、電子回路設計の実践的なポイントも随所で講義したい。 世はアナログからデジタルへ、またマイクロコンピュータによるソフトの時代? そこでアナログ←→デジタルのインターフェース部分にとくに注目する。

Computer Aided Designing

Computer Aided Designing を日本語(漢語?)にすると「計算機支援設計」。 計算機の支援を得て設計するので、計算機が設計してくれるのではない。設計するのはあなた。

電気電子機器の設計におけるコンピュータ利用

・回路設計回路図
部品表
OrCAD Capture で回路図を作成
PSpice でシミュレーション
・実装設計基板設計
筐体設計
パターン図
機構図面

太字部分をいわゆる電気屋が担当することが多い(OrCADの範囲)。

SPICE(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis, スパイス)

電子回路のアナログ動作をシミュレーションするソフトウェアである。 カリフォルニア大学バークレー校で1973年に開発された。 (Wikipedia)

だれでも無料で使用できる。 回路図の作成や回路図から入力する機能は無い。 SPICEをベースに機能追加されたものが PSpice などの名前で販売されている。

その計算って、合ってるの?

シミュレーションは「擬似」であって、現実と同じではない。 複雑な現実世界から煩雑な部分を捨象することで理想化されたものがモデル。 何を捨て、何に着目するかはその時の興味。

見当外れな結果を避けるには、コンピュータによらず概算できる力が大事。

手始め

問題

図のようなRCフィルタ回路の周波数特性を求めよ。 V1に基準の正弦波を与えたときの、C1の両端電圧を求める。 周波数は10Hz‾100kHzとする。

circuit diagram

結果

result

クイズ

例題の回路で C1=0.01μF は適当っぽいが、抵抗の値として R1=16kΩ が使われているのはわざとらしい。この値がなぜ選ばれたのだろう?
(ヒント: 円周率の値 3.14 を掛けたり割ったり、何かすると 1.6という数字が作れる。)


(初出: 20 Sep 2011)

次は --> 微分方程式を使って解く
shino's bar